|
|
|
|
2002年以来,毎年,神経学会総会にあわせてMovement Disorder Society, Japan (MDSJ) (当初はまだ現在の正式名称はありませんでしたが)の定期学術講演会と総会が行われてきました.この間,組織の会長として柳澤信夫先生に大変なご尽力を頂きました.また2005年からは,水野美邦先生をpresident(MDSJ初代会長)として,梶 龍兒先生secretary,久野貞子先生treasurer のご尽力によりMDSJの組織作り,会則の制定,2007年10月のMDSJ第1回学術集会の立案,実行等があり今日に至っております.MDSJの組織はMDSの国際組織にならったものですが,透明性の高い民主的な組織ができあがりつつあると感じています. |
|
|
|
今年10月2日(木)〜4日(土)京都国際会議場アネックスホールでMDSJ第2回学術集会が開催されますが,そのセミナーや教育講演のテーマにつきましても公募し,応募された中から委員会で合議の上,いくつか採択させて頂いたものがあることにお気づき頂けると思います. |
|
|
|
学問の進歩は日進月歩ですが,新しい機器の開発や方法論の展開によって大きな飛躍を遂げることがあります.運動障害研究の領域でも遺伝的疾患の診断や病態機序解明の分野で,ここ10年めざましい進歩を遂げました.10年以上も昔,ある会で,私はパーキンソン病の病型がいずれ遺伝子型でいわれるようになるかも知れない,と発言したことがありますが,今まさにそのような時代になりつつあるのだと思います. |
|
|
|
このような飛躍的な発展も,臨床症例の診断・類型化などが正しく行われ蓄積されてきた上に発展したものであることは,多くの先生方の感じておられるところであると考えます.そのような意味で,本学術集会は,運動障害の領域疾患において日夜臨床業務に励んでおられる先生方,基礎的研究に従事する先生方が,敷居を低くして率直な情報交換ができる場でなければならないと思います.また尖端的な研究成果が実際に運動障害患者に臨床応用されるよう議論するのもこの学術集会の役目だと思っております. |
|
|
|
10月初旬の京都は,紅葉にはまだ少し早いかも知れませんが,一時の心身の保養を兼ねて日夜,臨床に,研究に没頭しておられる先生方の本学術集会へのご参加をお願い申し上げます. |
|
|
|
第2回MDSJ学術集会 組織委員長 近藤 智善 |
|
|